冷蔵庫のメモパッドに「お互いに思いやりを持とうね♡」と書いたら、今朝「はい!😊」と夫から返事が書かれていて温かな気持ちになった。前置詞が抜ける初歩的な英語の誤りも直してくれていた。
このメモパッドの目的は、買い物リストを書くためだった。でもその目的通りに使われたことはない。夫の言動にモヤモヤした時、その場で伝えて話し合うも、お互い自分の気持ちだけを優先してしまうために口論になることがある。その後は消化しきれていない感情だけが残されて大きく膨らんでいく。そんな時の気持ちを、一方的に書き綴る用に使ってしまっていた。
私の改善点もシェアしつつ、夫の改善点を伝わる言葉で書くならよかっただろう。夫に言い足りなかったマイナスな気持ちがぎゅうぎゅうに書き重なっていき、当たり前だけど読む側は不快。夫も強気に書き返すようになり、メモパッド上ですら喧嘩をしていた…
夫の目に留まる場所にわざわざ書いていたのに、毎日朝から私の目に留まり私の心が不快になっていた。ある日「こんなことしてもお互いのためにならない」と全消去。代わりに、こうなりたいという夫婦像を書いた。
夫婦は合わせ鏡、という。相手にとった態度が、鏡に反射するように相手も同じ態度を返してくる。正反対な人間だから不健康な関係が成り立つという意味でも鏡。今回改めてそれを感じた。
初歩的な英語の誤りは自分でもびっくりするほど。昔、ESLの先生から「日本人は前置詞が苦手な傾向がある。間違ってはいけないと完璧に話そうとするから、自分から積極的に話さない子が多い。桜さんはよく話すのはいいけど、前置詞が間違っているとかではなくて、前置詞がすっぽり抜けちゃっているんだよ」と指摘された。10年以上たった今でも同じ誤りを繰り返しちゃっているなんて。
それを何度でも優しく伝えてくれる夫、ありがとう。
お互いに思いやりを持とうね。