国際結婚をしてニュージーランドに住んでいます。主人と息子はアスペルガー症候群と診断済み、私はADHDだと自覚をしています。発達障害の特性と生活していく上で、「日本の本」に書いてあるやり方は、私達の家庭には合いませんでした。
発達障害について日本語でネットで調べても、「発達障害とは〇〇である」と断言している情報が多く、「なんだか違うんだよなー」と思っていました。
そんな時、カウンセラーさんから息子への接し方について、こんなアドバイスを受けました。
「まだお子さんが小さいうちは親が横について、苦手なことへ一生懸命、繰り返し挑戦させられている記憶より、自ら好きなことへ夢中に取り組んでいる記憶と時間をたくさん持たせて下さい」
子供の自己肯定感を育む上で大切なことだと思いました。息子の場合は、できるできないがハッキリとしています。できないことは、嫌いにならない程度のトライに留めています。
今できなくても、1年後に進歩するかもしれないし、小学生や高校生になってからできるようになるかもしれません。そこは長い目で見守るつもりです。
私達夫婦は、夫は几帳面で、私はだらしなく忘れっぽいです。いい意味で凸凹なので、その都度得意な方が率先してやるやり方です。
私は携帯アプリを使ってタスクをメモして、その日ごとに今日やることをボードに書き出しています。でも予定通りにいかないことは、たくさあります。
発達障害だからできないことも、実際にはあると思います。
でも発達障害だからこそ、得意なこともあります。
そこは人それぞれ特性の濃さが違うのです。
自分ができることを、相手にも同じようなレベルでできるようにさせることで、教える方も学ぶ方も負担になってしまわないように気をつけています。
自分の苦手なことを認めて「これは苦手だからできないんだ」と相手に伝えることも、相手の苦手なことを認めてあげて、受け入れることも大事です。
子供でも大人でも、できることに目を向けてあげるのは大切だと思います。
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