フォロワーさんが、心理士さんと話した時のことを教えてくれました。
「相談者はとにかく”答え”を求めてきます。自分で考えようとしないので、いくら心理士がヒントを与えてもピンとこないのです。このような状態では、自分の殻からずっと抜け出せずに前進できません」
特に日本人は、そのような人が多いと思いました。
答えをハッキリと教えて欲しい!
今まで私が受け取ったDMやコメントでも自分がカサンドラを乗り越えられる方法、自分たちの夫婦関係を改善できる”方法”を”ハッキリと”教えて欲しい」と、無理なお願いがたくさんありました。
今までカウンセリングにも通ったし、本も読んだ。なのに、
- 全部曖昧で分からない
- 全部参考にならない
- 明確な答えやアドバイスはない
- だから夫婦関係は良くならない
- 結局私は、何をすればいいの?
そこで舞い戻ってしまう答えは「パートナーが自分の思い通りに変わること」
「自分で考える力」が育たない
日本人は、人に教わったりアドバイスを求めることを必要以上にしてしまう傾向があると思います。
自分の考えに自信がない、失敗したくない、単純に分からない…など様々な理由があると思いますが、いずれも「考えない」のは、知識の詰め込み教育が大きく影響しているでしょう。
私はアメリカに留学をした時、こんなにも日本と授業の雰囲気も先生の教え方も違うんだと驚きました。

私が日本で受けた教育は先生が授業をリードして、1つの正しい答えを出す進め方が中心でした。「授業中は話すな!」と怒る先生もいました。だからし~んとしている授業風景。「手をあげて発言したら1点」というシステムを取る先生もいました。教育者にバラつきがあり、それが普通だったので疑問にも思わなかったあの頃…

一方、アメリカで受けた授業はどの先生も「生徒の一員」のような存在で、生徒の考えをどんどん聞いて、会話に”みんな”が参加していて、異なる意見も全てが「その子にとっての正解」でした。
「なぜそう思ったの?」「相手はどう感じると思った?」こういう時に先生がうまくリードしてくれていました。
このような思考教育が、子供の頃から「違いを認め合うこと」に繋がっているんだと感じました。正解も不正解もないので、間違いを恐れることなく生徒も積極的に発言するし、自分で考える大切さを学ぶのだと思います。
考えることを放棄するから、いつも人のせいにする
〇〇の言う通りにしたからうまくいかなかった
〇〇本は参考にならない
〇〇のせいだ!
考えることを放棄すると、延々に「自分が納得する答え」は得られません。
「自分の人生」をどうしたいかは、トライアンドエラーをして自分で答えを探していくもの。
他人が知っているはずがないのです。
過干渉の親の元で育つと、自分で考える力が育たない

家庭環境が影響している場合もあります。
過干渉の親の元で育つと、自分で物事を決められなくなってしまうこともあります。
親の言う通りに生きてきたけれど…子供の頃の自分は、本当はどうしたかったのかな?
その辺りを掘り下げて癒していく必要性がある人もいるかもしれません。
他人の家庭に過干渉にならないこと
私がこのブログに書いていることは「私達夫婦の場合」です。
「私の考え」です。
皆さんの実例を紹介する時も「それぞれのご夫婦の場合」です。
「それぞれの考え」です。
他人の夫婦をそっくりそのまま参考にして得た答え、ではないのです。
長い年月をかけて自分自身に向き合い、パートナーに向き合い、コミュニケーションを取り合い見つけた、それぞれの夫婦の幸せの形。
それぞれの夫婦にとっての「正解」
ヒントにはなるかもしれませんが、あなたの答えではないのです。
あなたの答えは、あなたしか見つけられないこと。
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