さくらさん、アランさんに質問です。
カウンセラーの方を選ぶ際に何か気を付けたことはありますか。
アランさんとお二人でカウンセリングを受けられたのですか。
アスペルガーに詳しいカウンセラーでしたか。
私たちはネットでカウンセリングのことを調べたりしているところです。彼はアスペルガーの診断は受けていません。アスペルガーかもしれないと自覚はしているのですが、診断を受けるのは気が進まないようです。
私は彼が気が進まないのであれば、無理に診断を受けなくても良いのかなとは思いますが、お互いに自分自身や相手のことをもっとよく知るためにカウンセリングは受けたいと思っています。
いつでも大丈夫ですので、さくらさんの負担にならない時に教えていただけたら嬉しいです。
何を基準にしてカウンセラーを選んだのか
最初に夫婦でカウンセリングを受けた時は、発達障害について詳しいカウンセラー(そうプロフィールに書いてあった)を選びました。
でも3ヶ月間、カウンセリングを受けた感想は相性がイマイチでした。アスペルガーについても、なんかあんまり知らないんだろうな~と感じました。3ヶ月という短い期間になってしまったのは、私達が引っ越すことになったからです。引っ越し先からも通える範囲ではあったのですが、なんか違うな、と感じていたのでキリがいいので辞めました。
それから私は個人で日系人のカウンセラーさんに1年間お世話になりました。日本語でカウンセリングを受けれて本当に良かったです。
夫も、1年半後に個人でカウンセリングを受け始めました。今も続けています。発達障害について詳しい人ではあるのですが(多分)、実際にカウンセリングは夫の場合は発達障害についての内容はほぼ無いそうです。
家族について、夫婦関係、母親について、兄弟について、その週会社であったことなどなど。発達障害についてではなく、今まで人生であったことを含め、現在の心の調子を整えるために通っている感じです。
結局、カウンセリングで発達障害についてはあまり触れなかった
私の日系人のカウンセラーさんは、最初は発達障害の知識が豊富な点がいいなと思いました。でもカウンセリングを受けていくうちに、カウンセリング内容は「自分はどうしたいか、なぜそう思うのか、物事についてどう思うか、どう捉えるか」と、自分の生き方や思考についての「自分自身について」でした。今振り返れば夫の発達障害については、私が当初想像していたよりも全然触れなかったです。
1年を通して、カウンセラーさんが発達障害についての話をすることはあまりなかったけれど、でも私は個人的に発達障害に詳しいカウンセラーさんの方が、精神的に安心できました。
発達障害について詳しいカウンセラー vs 詳しくないカウンセラー。
仮に最終的に二人から全く同じ対応をされたとしても、なんとなく発達障害について詳しいカウンセラーの方を信じてしまうというか…。最初の頃はカウンセラーさんのことをまだ良く分からないからこそ、選ぶ時に資格や経歴で判断する部分があると思います。(最終的には相性だと思います!)
発達障害について詳しいというのは、心に安心感や信頼感を与えるのかなと感じました。
誰よりも夫を知っているのは妻の私
私は発達障害について詳しいカウンセラーさんを選びましたが、カウンセラーさんが発達障害についての話をすることは少なかったからこそ、本当に詳しかったのかは謎です。でも、詳しい人詳しい人と言っても、どんな範囲を求めているのか自分でも分からないです。
結局、”夫の”発達障害について本当に詳しい人は、「妻の私」だと思いました。
専門家であろうと私の夫を知らない人にあれこれ聞くより、目の前にいる夫とのコミュニケーションをすることが大切だと思います。
日本のフォロワーさんは「そもそも発達障害に詳しい心理士さんが周りにいない!」ということと、カウンセリングは「自分が変わりたいと思う人が行く場、自分自身に向き合う場」ということで、発達障害について詳しいカウンセラーかどうかはこだわらなかったという声を多々聞いてきました。
なので、発達障害について詳しいカウンセラーでなくてはダメ!ということはないと思います。
自分の心の中を素直に見せられる相手。最終的には相性だと思うので、話しやすい安心できるような人を選ぶといいと思います。
無理に診断を受けなくても良い
私は彼が気が進まないのであれば、無理に診断を受けなくても良いのかなとは思いますが、お互いに自分自身や相手のことをもっとよく知るためにカウンセリングは受けたいと思っています。
同感です。診断を受けさせることがゴールと思ってしまい、受ける受けないの争いで夫婦関係が悪化してしまっている人を今までたくさん見てきたからです。「こんな特性があるかも」と本人が自覚をしたり、自覚がまだなくてもパートナーが知っていれば、それで良い場合があると思います。
とは言っても、私は「夫に診断を受けて欲しい!」と強く希望していたので、別に受ける必要はないと思っている夫を説得し受けさせました。夫は、特に拒否もしなかったです。
しかし結果、診断されたから何かが変わった訳でもないです。夫が診断を受けたのは、私の自己満に近いです…(苦笑)
理想は「夫婦カウンセリング+個人カウンセリング」
私達の場合は、夫婦カウンセリングは合いませんでした。それは、私が英語でのカウンセリングが満足に受けられなかったからです。英語は話せるのですが、日本語でも心の隅々まで複雑な気持ちを話すが難しいのに、英語では難しいと感じました。
あとは、私達は個人の課題が大きすぎて、まずは自分自身に向き合う必要性があったことに気づいていなかったため、一番最初に夫婦カウンセリングをやってもあまり意味がなかったのかなと思います。個人カウンセリングの方が合っていました。
でも理想は、「夫婦カウンセリング+個人カウンセリング」だそうです。
「お互い自分自身と向き合う時間+相手と向き合う時間」があったらいいのかなと思いました。
特徴ある言動は、なんでも発達障害だと決めつけて対応してしまうとうまくいかなかった
発達障害の特性だと思い込んでいた夫のアダルトチルドレンが後から分かったので、なんでも発達障害だと決めつけて対応してしまうとうまくいかないんだなと思いました。
http://www.alanandsakura.com/are-you-sure/「発達障害の人」というより、単に「自分とは違う人間」として考えて関係を改善した方がいいと感じました。