アランの気持ち

外に出してほっとけばいいんだよ

大切に育てていたイチジクの葉に元気がない。調べても分からず「どうすればいいんだろう?」と夫に聞くと「外に出してほっとけばいいんだよ。自分の力で育っていくよ」と言われた。そんなことしたら寒さに弱いイチジクは凍って枯れてしまう。

私が何かの扱いに悩んでいる時、夫は”ほっとけ”をアドバイスしてくることが多い。私は気持ちがよくない。植物以外にも動物や子供、今まで色々あった。責任持って命を育てる立場で、明らかに助けを差し伸べる場面になると「ほっとけば自分でどうにか解決するよ」と何もしない=私と喧嘩になる。

あれこれしてやるのは良くないと思っている夫の考えは、私からすれば最低限の育て方の知識すら知ろうとしない考え、である。ずっと疑問に思っていたけれど、ずっと心当たりもあった。それは夫の育った家庭環境。精神的にほっとかれていた環境。

夫は大人になってから発達障害だと分かったため、幼少期に特性で悩んだり困った時に、親からの適切な対応がなかった。その両親は人生で苦労が多く「あなたも強くいなさい」と常に言われていたために、自分からは助けを求められなかったそうだ。むしろ頭ごなしに正されていたこともあった。

両親の夫婦関係も悪いので、頼りになるというより母親に精神的に依存されていた。困ったことがあっても周りからはほっとかれていたため、辛くても自らをネグレクトする癖があった。大人になってからは自分だけではなく私に対しても「辛いの?忘れて前へ進もうよ。強くいなきゃ」と言ってきた。

助けを差し伸べる状況で、自分が育て親や身近の立場であればあるほど「自分で立ち直れ!」と寄り添いを放棄してしまうことがある。これは、夫自身が両親からこのような育てられ方をされてきたことと繋がりがあると分かった。夫は共感ができない、と誤解をしていた部分でもある。

夫の人格は家庭環境から大きな影響を受けている。そして私は日本の教育や社会からの影響が大きい。「何でそんな酷いこと言うの?」と思うことも「そう言わせているのは何か?」のルートを辿ることをしている。全体を知ることによって、納得して解決をしたいから。

イチジクに関しては未解決。