さくらの気持ち

「カサンドラはASDが原因=どちらか一方が悪いというものではない」がイコールにならない

カサンドラ関係の本を何冊も読んできて疑問に感じる。どうしてまず「自分自身を知る」という項目が”詳しく”書かれて存在していないんだろう。育った家庭環境、結婚前からの心の病、怒りや悲しみの本当の原因など、何人かの例でも知れれば早期救われる人もいると思うのに。

ネットで調べ抜けば専門家のそういう記事も見かけるけど、書籍になると”カサンドラはASDにより引き起こる。だからあなたがASDを理解していくこと。自分を大切にして時には離れること。でもパートナーでもあなたのせいでもない。どちらか一方が悪いというものではない” こんな風な内容がほとんど。

「カサンドラはASDが原因=どちらか一方が悪いというものではない」がイコールにならないから違和感しかなかった。カウンセリングで「自分」に焦点を当てられるまでは。夫婦ふたりのことなんだからASD&カサンドラ枠に入れるのではなく、それぞれの夫婦の例が半分ずつ載っている本が出てくればいいな。

カサンドラ症候群のウィキペディアも読んだけど、長すぎて重すぎてどっと疲れた。カサンドラ真っ最中に読んでいたら私の心はさらに荒れ果て、自分を分かって欲しい気持ちが強まって、アスペルガーの夫を責め立てていた=自分を傷つけていた、と思う。被害者意識はさらに固定されていただろう。

あれだけアスペルガー側のトラブルが中心に書かれていると、”夫婦間においてどちらか一方が悪く、どちらが正しいか、という問題ではない”の注意書きに目が止まり理解できるわけがないよ。相手に改善点はあるだろうけど、自分自身には目を向けられるわけないよ。

”虐待を受け続けた子どもの心の特徴がカサンドラ症候群と重なる”の箇所は、この記事(子供の頃からカサンドラに似た症状をすでに経験済み)を思い出した。

カウンセリングの欄は共感した。 ”専門家がカップルに介入することは、気持ちが伝わらない苦しさの中にある「お互いの言葉と感情の意味」を整理し、翻訳することに似ている。夫と妻は、自分の理屈では何も間違っていないので、自分は正しいと確信があり、どちらが正しいのかで争うことになりがちだ。問題は気持ちの伝わらなさであり、正しいかどうかではない。専門家が間に入り、何が「今ここで」起きているか、どんな「意味」がやりとりされているか、そのズレや誤解に気づくこと、新しい共通の意味を見いだしていくこと、それがカップルをセラピーすることの意義である”

私はこれを1年間やった。

英文からの引用もあるが、日本人に特徴的な人間関係における思考やコミュニケーションの仕方が関わってくるので、海外の人が説明するカサンドラと、日本人が説明するカサンドラは、土台が違うんだろうなとは思う。

英語とフランス語のウィキペディアはカサンドラの状態については簡素に説明しているけど、「発達障害」や「アスペルガー症候群」については書かれていなく、それらと繋げていない。それに日本語のウィキペディアよりも1/10ほどの量だ。それ以外の言語は読めないから内容は分からないんだけど、文字の少なさから同じような感じかそれ以下だと思われる。